『死亡一時金』受け取れなかった年金を遺族に支給

死亡一時金

制度について

対象者

国民年金の保険料を第1号保険者として3年以上収め、年金を受け取る前に死亡し、遺族基礎年金を受けることができない方の遺族

補助金額

最大320,000円

申請方法

役所の担当窓口に申請

稼ぎ頭であった配偶者が亡くなったとき、今後の生活をどうしたらいいのか不安を覚える人も多いでしょう。遺族が安心して生活できるように支給されるのが遺族年金ですが、厳密にはいくつか種類があって、それぞれ受給条件が異なります。

中にはどれも受けることができないという方もいます。

遺族年金の対象外となった家庭のためにあるのが死亡一時金や寡婦年金と呼ばれるものです。

今回は遺族年金の種類を死亡一時金を中心に解説します。

遺族年金は大きく分けて4つに分けられる

稼ぎ頭が亡くなった場合、普通国民年金や厚生年金を毎月払っていますので、遺族は遺族年金を受給することができます。

遺族年金は全部で4種類

遺族年金の種類について
  • 遺族基礎年金
  • 遺族厚生年金
  • 寡婦年金
  • 死亡一時金

なお、死亡一時金は厳密には年金ではないのですが、遺族年金の中の制度として存在しています。

また、会社員の方であれば厚生年金や労災保険に加入していますので、上記の遺族年金の他に、遺族補償一時金や遺族補償年金が受け取れます。

遺族であれば誰でも受け取れるのか?

死亡一時金は遺族であれば1回だけ利用することができます。

毎月支払われる遺族年金に対してこちらは1回きりのため厳密には年金とは言えませんが、家族が亡くなったときのために覚えておいた方がいいです。

受給条件は?

死亡一時金を受給するにはいくつか条件があります。

受給条件
  • 故人が第1号保険者であること
  • 保険料を36ヶ月以上支払っていること
  • 遺族基礎年金と寡婦年金の受給対象外の方
  • 老齢基礎年金と障害基礎年金の受給対象外の方
  • 故人と同一生計の方
  • 2年以内に申請をした方

死亡一時金は故人の配偶者だけではなく家族も対象となります。ただし、優先順位があり、

配偶者→子ども→父母→孫→祖父母→兄弟姉妹

となっています。

生死不明でも受け取れるのか

行方が分からず生死不明となっている場合は、失踪宣告を受けた翌日から2年間の間であれば死亡一時金を受け取ることができます。

そのため、生死不明の場合であっても申請を忘れずに行いましょう。

いくら受給される?

死亡一時金は年金を支払っていた期間に応じて支払われます。

保険料納付済期間支給額
36ヶ月以上180ヶ月未満120,000円
180ヶ月以上240ヶ月未満145,000円
240ヶ月以上300ヶ月未満170,000円
300ヶ月以上360ヶ月未満220,000円
360ヶ月以上420ヶ月未満270,000円
420ヶ月以上320,000円

ただし、36ヶ月以上付加保険料を納付していた場合は、上記の金額に8,500円がプラスされます。

故人が老齢基礎年金や障害基礎年金を受給していた場合は?

もし故人が亡くなる前に老齢基礎年金や障害基礎年金を受給しているとは、死亡一時金の対象外となります。また、遺族が遺族基礎年金の受給対象となっている場合も死亡一時金は受け取れません。

さらに、配偶者が亡くなり、妻が寡婦年金と死亡一時金の対象者になった場合、どちらかを選んで受給してもらうことになります。

ただし、どちらも国民年金法の年金をまだ受けていない場合は死亡一時金を受け取ることができます。

つまり60代前半で厚生年金だけを受け取っている方が亡くなった場合は、国民年金は受け取っていませんので、死亡一時金の対象になることがあります。

死亡一時金は役所や年金事務所で申請すること

死亡一時金は国民年金法で定められたものですので、申請はお住まいの地域の役所で行うことになります。担当窓口に申請書と必要書類を提出することで支給されます。

なお、必要書類は以下になります。

必要書類
  • 故人の年金手帳もしくは基礎年金通知書
  • 請求者の預金通帳と印鑑 ※認印も可
  • 故人の住民票の除票
  • 世帯全員分の住民票
  • 故人の戸籍謄本(全部事項証明)
  • 同一生計証明書(別居の場合のみ)

なお、請求者との関係が書かれていない場合には故人の戸籍謄本だけでなく、請求者のものも必要となります。

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