【超簡単】傘の取り間違いを防止する方法。

傘の取り間違いを防止する方法
  • 『傘の取っ手にテープを巻いて、感触を変える』ことで防止が可能になる。
  • 他者が取り間違えた時に、感触の違いにより気付きを与えることができる。
  • アフォーダンスという知的心理学を利用したものであり、効果は抜群。
  • 傘だけで無く、トランクなどにも応用が可能。

雨の日に自分の傘を誰かに撮り間違えられて、持っていかれてしまうのは悲しいですよね。

男性の傘は、暗めだったり単色だったりするのでその可能性が高いでしょう。取り間違い防止のため、あなたは何か予防策を講じていますか?

傘の取り間違いを手っ取り早く防止する方法、それは『傘の取っ手にテープを巻いて、感触を変える』だけです。

この方法は誰かが間違えて手に取った時に「おや、いつもの感触とちがうぞ?」と違いに気付き、取り違いを防止する効果を期待したものです。この方法は実にさりげなく、しかし確実に確信犯以外の取り違えを防止できます。これを使うことで、傘だけで無くトランクなどにも応用することが可能です。

この手法ですが、デザイン業界的には「取っ手にテープを巻いてアフォーダンスをつけ、傘の取り違えを防ぐ」という表現になるようです。

デザインや建築の世界、特にWebデザイン界隈では、すっかり浸透しているこの「アフォーダンス」。いったいどういう意味なのでしょうか?調べてみました。

アフォーダンスによる傘の取り違えを防ぐ実例

「※位置情報テスト端末※」書いたテプラと要らないチップを傘の取っ手に貼ると、傘の取り違え防止に効果絶大!というTweetをご覧になったことはありますか?

巷でかなり話題になりました。

ここまで行かなくても、見分けをつける方法はいろいろあります。例えば…

  • キーホルダーを取っ手につける
  • カラフルなヘアゴムを取っ手に巻く
  • テープを取っ手に巻いて感触を変える

あなたが男性なら、キーホルダーやヘアゴムを巻くという選択肢はないと思います。

「テープを取っ手に巻いて感触を変える」を選ばれるのではないでしょうか?テープも取っ手と同色にすれば見た目も控えめなのに、質感によるアピール度は満点、ということになります。

超簡単にできる「傘取り違えられ防止策」としてこのように紹介されています。


出典:ていねんpapa

この方法は、トランクの取り間違え防止にも使えますね。トランクは名前を書くわけにもいかないので取り間違いされやすいアイテムです。カバーやタグをつける人も多いかと思いますが、持ち手にテープを巻きつけ感触を変える方が効果があると言えるでしょう。

トランクの持ち手にもテープを巻いておけば、一握りで感触の違いに気付いてもらえるようになります。

デザイン業界的には「持ち手にテープを巻いてアフォーダンスをつけ、トランクの取り違えを防ぐ」という表現になりますね。

それでは、アフォーダンスとは一体どのようなものなのでしょうか。

デザイン理論として定着しているアフォーダンスという言葉は「ここにアフォーダンスをつけて、分かりやすくしよう」のような使い方をされます。

そもそもアフォーダンスの意味とは?

アフォーダンスの概要を調べてみました。

「与える、提供する」という意味の英語、アフォード(afford)から、米心理学者のジェームス・ギブソンが1950年代後半に作った造語であり、自著の「生態学的視覚論―ヒトの知覚世界を探る」の中でその理論を説いた。日本では佐々木正人東大情報学環教授が紹介。
物体の持つ属性(形、色、材質、etc.)が、物体自身をどう取り扱ったら良いかについてのメッセージをユーザに対して発している、とする考え。「環境が生き物に提供するもの」を指し、例えば水は、人間にとって「のどの渇きをいやす」や「溶かす」などのアフォーダンスである。

出典:はてなキーワード

「ん?この取っ手何か巻いてある。俺のじゃないな」

とテープの触感が条件反射的に傘を手放させる、このはたらき。傘の取っ手の例でいえば、アフォーダンスとはこういうことでしょう。

アフォーダンスの解説は数多くあるのですが、できるだけ実践的でかみ砕いた解説を探しました。

「モットチャント」というサイトではこう表現されています。

アフォーダンスとは、ジェームズ・ジェローム・ギブソンというアメリカの心理学者が作った造語で、あるモノに内在している人間が選択しうる行為の可能性、というような意味です。

出典:「モットチャント」

こちらの方が分かりやすいのではないでしょうか。取っ手のテープの例に当てはめると、

あるモノに内在している:取っ手の感触がいつもと違うという「驚き」
人間が選択しうる行為:他人の傘を取り間違えるところだったと自戒し傘を手放す行為

こう考えると、傘の取っ手にGPSを連想させるテプラを貼る方法はどうなるのでしょうか。

傘泥棒を追い払うフレーズを貼っているので、デザインで「内在している行為への誘導」を行っているというより「メッセージ発信」になるのではないでしょうか。

まとめ

「デザイン理論におけるアフォーダンス」という言葉は、聞き慣れず全く身近には感じられませんでした。

取り間違い防止の傘のテープも、同じくデザインがメッセージを放つ事例なのでしょう。

抑制的なメッセージを貼ったりしなくとも「傘を握る」というアクションで、「傘を取り違えない」というアフォードをピックアップさせられるのですから、さりげなくて粋だと思いました。皆さんもぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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