あなたが貧乏から抜け出すための、たった1つの方法。

前回の記事では、お金持ちと貧乏の決定的な違いを学んできた。

お金持ちと貧乏人の、たった1つの違い。

とはいえ即刻あなたがお金持ちになるのは無理だ。まずは貧乏から抜け出す必要がある。とはいえ難しいことではない。

したがって、今回はあなたが貧乏から抜け出すために必要なことを解説していく。

前回の復習

念の為、前回の復習を少しする。

貧乏の財務諸表を表した図

貧乏は収入をすぐ浪費するか、負債を抱え込んで永久的に支払いに苦労することになる。

お金持ちの財務諸表を表した図

対してお金持ちは、「金のなる木」である資産をせっせと作り込み、自動的にお金が生まれるシステムを構築している。

違いはこれだけであるが、貧乏がいきなりジャンプアップするのはまず不可能と言っていい。あなたの生活習慣やお金に対する知識の少なさが、あなたを「貧乏体質」へと追いやっているからだ。まずはその「貧乏体質」から抜け出す必要がある。

貧乏を抜け出す2つの方法

貧乏を抜け出す方法を表した図

それでは貧乏から抜け出すためにはどうすれば良いのか。

方法はたった2つ。「支出を減らす」か「負債を無くす」かである。

これも最高に簡単で、分かりやすい。しかし貧乏はどうしてもこの逆の行動を行ってしまう。支出も負債も増やしてしまうのだ。確かに現代は、簡単に負債を作れるようになってしまった。非常に便利な社会になったが、貧乏には非常に危険な時代になってしまったと言っていい。

1.支出を減らす

なぜ支出を減らす必要があるのか?

家計の大原則を表した図

初めに支出を減らすことから説明していくが、そもそもなぜ支出を減らう必要があるのだろうか。まずはそこから説明していこう。

上図は、あなたの家計の大原則だ。

毎月でも毎日でもいいが、ある一定の期間で以下をざっくりと計算してほしい。今回は一番分かりやすい「毎月」を基準にしてみよう。

  1. あなたはこの1ヶ月でいくらお金を手に入れただろうか?
  2. あなたはこの1ヶ月でいくらお金を使っただろうか?
  3. 手に入れたお金から、使ったお金を引いてみよう。
  4. 残った額はいくらになっただろうか?結果がプラスならそれは利益、マイナスになっていたら損失となる。

残った額がプラスだったら合格だ。マイナスだったら、貧乏体質かもしれない。

これを毎月計算してみて、毎度マイナスになっている人は危機感を持ってほしい。あなたの貯金がどんどん削れていくからだ。プラスでもその額が乏しければやや厳しい。とはいえプラスであれば一旦問題ない。

要するに『収入>支出』が成り立てばよい。これが貧乏を抜け出すための、家計の大原則となる。

そして貧乏体質の人は『収入<支出』となっている。これを何とかせねばならない。

支出が収入を上回った人を表す図

前回から使用している損益計算書(家計)を、さらに分かりやすく図に表した。

マイナスになっている人は上図のようになる。つまり支出の額が収入を上回り、損失が出てしまっているのだ。これが毎月のように続けばいずれあなたの貯金は底をつき、文無しに陥ってしまう。

ではプラス(利益を得る)にするにはどうすれば良いか。回避策は2つある。「収入を上げる」か「支出を減らす」かである。

収入を上げることを表した図

毎月の収入を意地でも上げる。例えば毎月25万だった収入を35万円に引き上げれば、毎月30万円使おうが5万円の利益を手に入れることができる。

とはいえ最初に収入を上げることに手をつけるのは絶対にやめておくべきである。なぜなら、難易度が高いのだ。その理由は2つある。

1つ目の理由として、収入を上げるには労力と時間を要することが挙げられる。稼ぎやすくなった時代になったといはいえ、ある程度の時間や体力、またお金も使うことになる。手っ取り早いのは転職や副業だが、いずれもお金を得るまでには一定の時間がかかってしまう。これは中々辛いことだ。

2つ目の理由は、貧乏体質の人は収入が上げると支出も上げるからだ。そして結局、家計はマイナスのままで、生活に変化はない。これは、致命的である。大抵の貧乏人は、お金が増えた途端に生活レベルを挙げたり贅沢したりしてしまう。挙句の果てには負債を手に入れてしまい、余計に家計が崩壊してしまう。宝くじを当てても不幸になるのは、そのためである。年収が1千万円だろうと、これを克服できない限りは貧乏なのである。

上記理由、特に2つ目の理由から、無闇に収入をあげようとするのはオススメできない。なので2つ目の回避策である「支出を減らす」ことをオススメしたい。

支出を下げることを表した図

上図の通り、要するにあなたが毎月お金を費やしているものを削減して、利益を得る方法である。

毎月30万円も使っているなら、それをなんとかして15万円まで減らす。そうすれば収入が20万円だろうと5万円の利益を得ることができる。

この策をオススメする理由は、支出を減らすことは簡単だからだ。色んな減らし方があるし、効果も大きい。今すぐ初められる方法もたくさんあり、手っ取り早い。

そして、この習慣はこれからあなたが生活していく上で絶対に必要な習慣なのだ。お金を貯金できる人、毎日それなりに生活できる人、大富豪であっても、必ず「支出を減らす」習慣を持っている。あなたが早く貧乏から脱したいのなら、このスキルは絶対に身に着けよう。

支出の減らし方

色んなやり方があるが、先ずは以下のチェックをしてみてほしい。

  1. 車は本当に必要ですか?カーシェアリングや他の交通手段で代替できますか?
  2. 本当に家を買ってしまっていいですか?一括で住居を購入できる現金を持っていないのに、家を買って大丈夫ですか?
  3. あなたは、本当に保険に入る必要がありますか?
  4. 固定電話は必要ですか?
  5. ペットは家族が1人増えるものと覚悟し、責任を持って育てることができますか?
  6. スポーツクラブをちゃんと活用していますか?自分の努力でスポーツできませんか?
  7. ウォーターサーバー、本当に要ります?
  8. そのネットサービス、使ってますか?あるいは本当に必要なサービスですか?
  9. クレジットカード、そんなに要りますか?2〜3枚あれば十分じゃないですか?
  10. 年会費のかかるもので、うっかり忘れているものはありませんか?
  11. 通信費を下げる努力をしたことはありますか?
  12. 電気代・ガス代を見直したことはありますか?
  13. 保険料金、もっと下げられませんか?
  14. その家賃、オーバースペックではないですか?
  15. 住宅ローンを借り換えたとして、その手数料は大丈夫?
  16. どれだけ外食に頼っていますか?
  17. お金が無いからと言ってリボ払いやカードローンを活用していたりしませんか?
  18. 手数料のかかるATMを使っていませんか?
  19. そのブランド品、本当に欲しいですか?
  20. ツアー旅行に頼りまくっていませんか?
  21. 宝くじは娯楽と思って買っていますか?
  22. CDやiTunesで曲を買うより、レンタルでも良くないですか?
  23. 課金ゲームにお金を費やしまくって大丈夫ですか?
  24. その有料アプリ、本当に要りますか?
  25. 毎月の利益を把握していますか?
  26. 家計簿はつけていますか?
  27. レシートやクレジットカードの明細は、毎月(毎日)確認していますか?
  28. ファストフード店やレトルトフードに頼りすぎていませんか?
  29. 歯磨き、意識して磨いていますか?
  30. コンビニで買い食いするの、やめてみませんか?
  31. 健康的な食事、十分な睡眠、適度な運動は取れていますか?

思いついたままに書いてみたが、これをチェックするだけで相当な効果が出ることは間違いない。

また、これはあるカテゴリーで分けているが、気付いただろうか?

1〜10は「固定費を無くすもの」
11〜14は「固定費を削減するもの」
15〜24は「変動費を削減するもの」
25〜31は「お金を節約することができる習慣」である。

ちなみに上から順に効果が大きい。できることはとことんやってみて欲しい。また、この世に節約本はたくさんあるので、一冊手にとってみてはいかがだろうか。

私は以下のように実践して、新卒1年目で100万円の利益を出した。参考になればと思う。

新卒1年目で100万円貯金するために実行した7つのこと

2.負債を無くす

続いて2つ目の施策である「負債を無くす」点について紹介するが、実はもう答えが出ている。

負債とは固定費である

負債とは固定費であることを表した図

そう、負債とは言ってしまえば固定費である。負債とは「あなたのお財布から定期的にお金を奪っていくもの」であり、これはすなわち固定費である。

お気づきかと思うが、貧乏から抜け出すための2つの施策は、実は密接な繋がりがある。なんと、「負債を無くす」ことで自動的に「支出を減らす」ことになるのだ。

支出を減らす方法として、「固定費を無くす」「固定費を削減する」ことを挙げた。これを言い換えれば「負債を無くす」「負債を削減する」となる。したがって、あなたが最も取り掛かるべき施策は、可能な限り負債を無くすことなのである。これが最も手っ取り早く、最も効果が高い。

固定費を可能な限り無くす

やるべきことはたった1つ。今、自分が抱えている固定費を1つずつ「これは本当に必要なのかどうか」と問いかけながらチェックしてみて欲しい。

もう一度、固定費だけに絞ってチェックリストを挙げるので、自問してみてほしい。

  1. 車は本当に必要ですか?カーシェアリングや他の交通手段で代替できますか?
  2. 本当に家を買ってしまっていいですか?一括で住居を購入できる現金を持っていないのに、家を買って大丈夫ですか?
  3. あなたは、本当に保険に入る必要がありますか?
  4. 固定電話は必要ですか?
  5. ペットは家族が1人増えるものと覚悟し、責任を持って育てることができますか?
  6. スポーツクラブをちゃんと活用していますか?自分の努力でスポーツできませんか?
  7. ウォーターサーバー、本当に要ります?
  8. そのネットサービス、使ってますか?あるいは本当に必要なサービスですか?
  9. クレジットカード、そんなに要りますか?2〜3枚あれば十分じゃないですか?
  10. 年会費のかかるもので、うっかり忘れているものはありませんか?
  11. 通信費を下げる努力をしたことはありますか?
  12. 電気代・ガス代を見直したことはありますか?
  13. 保険料金、もっと下げられませんか?
  14. その家賃、オーバースペックではないですか?

特に大きいのは家・車・保険。「車が無いと生活できないです」レベルであれば割り切っていいが、本当に必要か、ローンすなわち負債を背負ってまで払う必要があるか、問いかけてみて欲しい。

最近はサービスが多角化し、色んな固定費があなたを誘惑してくるに違いない。NetflixやHuluといったVOD(ビデオ・オン・デマンド)、雑誌・漫画読み放題サービス、やたら勧誘されるスマホやウォーターサーバー。これらは全て、あなたが負債を抱えることになるサービスである。

中流階級やお金持ちは、これらに対する危機感が強い。料金プランを見ただけで自分の家計にどれだけの負担がかかるのかを無意識に考えているほどだ。その点、貧乏はそういった危機感が薄く、軽い気持ちで申し込んでしまう。安易な気持ちではなく、十分に吟味して選んで欲しい。

手放せない負債を抱え込んでしまったら

真っ先に思い浮かぶのは「住宅ローン」だが、中々手放せない負債を既に抱え込んでしまった人はどうすれば良いだろうか。

時間を要するが、逃れるための3つのステップが提示したいと思う。

  1. 支出を減らす・他の負債を削減する
  2. 早期返済に着手する
  3. 余った余剰資金を「貯蓄」から「投資」へ回す

まずは本記事にて提示したとおり、支出を下げて他の負債をできるだけ削減し、毎月の利益をなるべく大きくしよう。

続いて2つ目。その利益を単に「貯蓄・貯金」するのではなく、早期返済金に充てよう。こうすることで幾分か負債抱え期間を削減することができる。難しいかもしれないが、利益を多く得ている分、少しでも早期返済に努めて欲しい。

3つ目。これはあなた次第だが、利益を全額早期返済金へ充てるのではなく、一部を投資へ回す。最後に余った利益は貯金したいと思うだろう。今後、リスクを少しでも軽減するために貯金したいという人も多いだろう。もちろん、どれだけ利益が余っているかによるかもしれないが、貯金を投資へ回す勇気を持つ必要もある。

投資については次のステップにて紹介していく。

実施する際の注意点

貧弱な家を表す画像

ここまで、貧乏から抜け出す手順を説明してきた。

早速取り掛かって頂ければ有り難いが、注意点を併せて申し上げておく。

それは「極端に生活レベルを落とすな」、ということだ。

威勢よく家賃が低い家に引っ越し、車を売って電車通勤に切り替え、毎日安いファストフードを食えば、そりゃまあ絶大な効果が生まれるだろう。だがあまりに極端にボロい家に住んで、あまりに厳しい満員電車だった場合、あなたはどうなってしまうだろうか。恐らく著しく健康状態が低くなり、ストレスが溜まるだろう。そうすると病気や鬱にかかって、かえってお金が無くなる事態になる。そんな本末転倒な状況になるような節約はしないでほしい、ということだ。

あくまで自分のライフスタイルにあわせて実施すること。これさえ守れば問題ない。

まとめ

貧乏から抜け出した後の財務諸表を表した図

これらの知識を得たあなたは、色んな事を試し、試行錯誤ができるようになる。それだけでも、ものすごい大きな成果だろう。ぜひお金の流れを見直し、貧乏から抜け出してほしいと、心から願っている。

抜け出したら、あなたの財務諸表は上図のようになるだろう。支出が下がり利益が生まれ、それらは貯金という「純資産」となる。これは、まさに中流階級である。まずはこの状態を目指していこう。

これができたら次は、いよいよお金を増やす段階へと入っていく。

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